メルカリでは、ヤマト運輸による『らくらくメルカリ便』と日本郵便による『ゆうゆうメルカリ便』という独自の配送サービスがあります。
コンビニから簡単に発送することができ、全国送料一律でとってもお得なので、メルカリで発送する際は、どちらかを利用することが多くなります。
『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』の名前は似ていますが、細かく見てみると、サービスがかなり異なっているので、この機会に、ぜひ違いを覚えて、一番安い方法で発送できるようにしましょう!
まずは、わかりやすく表にまとめていますのでご覧ください。
その後、料金や発送・受取場所や配達日数など特徴の違いを詳しく説明していきますね。
『らくらくメルカリ便』・『ゆうゆうメルカリ便』比較一覧
らくらくメルカリ便 | ゆうゆうメルカリ便 | |
提携会社 | ヤマト運輸 | 日本郵便 |
発送場所 | ヤマト営業所・自宅集荷 セブンイレブン ファミリーマート(ファミマ) | 郵便局 ローソン |
A4サイズ | ネコポス 195円 厚さ2.5cm・重さ1kg以内 | ゆうパケット 175円 60cm・厚さ3cm・重さ1kg以内 |
中型サイズ (宅急便コンパクト) | 380円+65円(専用BOX代) 25x20x5cm/24.8x34cm 重さ制限なし | ✕ |
60サイズ(宅急便/ゆうパック) | 600円 2kg以内 | 600円 25kg以内 |
80サイズ | 700円 5kg以内 | 700円 25kg以内 |
100サイズ | 900円 10kg以内 | 900円 25kg以内 |
120サイズ | 1000円 15kg以内 | ✕ |
140サイズ | 1200円 20kg以内 | ✕ |
160サイズ | 1500円 25kg以内 | ✕ |
それ以上 | 大型らくらくメルカリ便あり | ✕ |
日時指定 | ○(ネコポス以外) | ✕ |
配達場所 | 自宅 | 自宅・郵便局・はこぽす ローソン・ミニストップ |
配達日数(めやす) | 全国翌日配達 | 翌日~翌々日 |
追跡番号 | ○ ネコポス・ゆうパケットはポスト投函 宅急便コンパクト・宅急便・ゆうパックは対面渡し | |
補償 | ○(メルカリが全額補償) | |
匿名発送 | ○ |
『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』の共通のサービス
配送料が全国一律
九州から北海道までとなると、宅急便・ゆうパックはかなり高額になりますので、全国一律で配送料が決まっているのは、かなりお得ですね!
宛名書き不要で匿名発送できる
今の時代、名前や住所などの個人情報を気にする人はたくさんいますが、メルカリ便はお互いの個人情報を知ることなく匿名発送できるので、安心して取引することができます。
しかも、宛名書き不要なので、名前や住所など間違える心配もありません。
配送時の紛失や破損時の全額補償
配達時の紛失や破損時に、メルカリが全額補償してくれます。
日本郵便の普通郵便(定型・定形外)は補償はないですが、配達精度は高く、1000通に対して3通程度だと言われています。
しかし、全くないとは言い切れませんし、私もメルカリでの郵便事故が何度かありました。
メルカリ便であれば、ゆうパケット(175円)からでも全額補償してくれるので、なるべく利用することをおすすめします。
メルカリアプリ内で追跡できる
メルカリのアプリ内の取引画面で配送状況が確認できるので、とっても便利ですね!
対面渡しの『宅急便コンパクト・宅急便・ゆうパック』は確実に購入者の手元に届いた時に『配達済み』と表示されますが、『ネコポス・ゆうパケット』はポストに投函されただけの状態で『配達済み』となります。
『配達済み』になったら、すぐに受取評価を催促してくる出品者もいますが、まだ帰宅してなくてポストを見ていなかったり、週末は不在だったりも考えられますので、『ネコポス・ゆうパケット』の時にはご注意くださいね。
着払いや保冷便には対応していない
クール便で送るものを出品している人はあまりいないと思いますが、保冷便には対応していません。
また、メルカリ自体、送料込みの出品価格を推奨していますので、着払いにも対応していません。
発送場所の違い
自宅や会社から近いところから発送できたら便利なので、出品者が気になることのひとつとして、「どこから発送できるのか?」があると思います。
メルカリ便はどちらもコンビニから発送できますが、発送できるコンビニが違いますので、詳しくみてみましょう。
らくらくメルカリ便の送り方
ヤマト運輸の営業所・セブンイレブン・ファミリーマート・自宅から発送できます。
自宅集荷は『らくらくメルカリ便』のみのサービスで、別途集荷料金として+30円かかります。(ネコポス非対応)
重いものや忙しい時には便利ですね!
ゆうゆうメルカリ便の送り方
郵便局(ゆうプリタッチが設置してあるところ)・ローソンから発送できます。
ゆうプリタッチが設置してある郵便局はまだ少ないので、自宅や会社の近くの郵便局にあるかどうか確認しておいた方がいいでしょう。
サイズ・料金の違い
A4サイズ以下は、『ネコポス』か『ゆうパケット』
『らくらくメルカリ便のネコポス』より『ゆうゆうメルカリ便のゆうパケット』の方が厚みも0.5cm多く、値段も20円安いので、小さいものを発送する場合にはお得です。
自分で発送してみるとわかると思うのですが、衣類などはギリギリ厚み3cmくらいになることも多く、この0.5cmの差って結構大きいんですよね。
また、『らくらくメルカリ便のネコポス』を使う場合には梱包サイズの下限が『23x11.5cm』と決められているので、小さく梱包しすぎないように気をつけましょう。
包装する際の袋はなんでもいいので、買い物の際ショップでもらった袋をとっておくといいですね。
厚さ3cm以上の中型サイズは、『宅急便コンパクト』
中型サイズの発送は、『らくらくメルカリ便の宅急便コンパクト』のみの取り扱いで、『ゆうゆうメルカリ便』にはありません。
25x20x5cmと24.8x34cmの2種類のサイズの専用箱があり、専用箱なしでは発送できないこととなっています。(※箱は1回のみ使用可能)
専用箱は、ヤマトの営業所の他、配送できるコンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート)で販売しています。
料金は380円+専用BOX代65円の445円かかることとなりますが、380円は売上金と相殺、専用BOXは箱を購入する際に直接支払いになります。
分厚い本や、子供の靴など、厚みのあるものにおすすめですよ。
60サイズ以上は『宅急便』か『ゆうパック』
60サイズ以上は『らくらくメルカリ便の宅急便』か『ゆうゆうメルカリ便のゆうパック』で発送することになります。
どちらも値段は同じですが、『ゆうゆうメルカリ便のうパック』は100サイズまでしか対応していないので、大きいサイズは『らくらくメルカリ便の宅急便』になります。
ただ、『らくらくメルカリ便の宅急便』は、サイズ毎に重さの上限が決まっているので、小さくて重いものは、重さの上限が25kgまでの『ゆうゆうメルカリ便のゆうパック』になります。
上手に使い分けてみてくださいね!
メルカリ便が使える最低出品価格の違い
『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』は売上金から送料を引かれるシステムになっていますので、この配送システムを使う場合の販売価格の下限が決まっています。
らくらくメルカリ便 | ネコポス | 300円以上 |
宅急便コンパクト | 450円以上 | |
宅急便 | 1000円以上 | |
ゆうゆうメルカリ便 | ゆうパケット | 300円以上 |
ゆうパック | 1000円以上 |
なお、商品が到着した後に、「送った商品に穴があいていた!」などの不備があって、取引キャンセルとなった場合には、送料はメルカリが負担してくれるので、別途出品者が支払う必要はありません。
日付・時間指定の有無
日時指定ができるのは『らくらくメルカリ便の宅急便コンパクト・宅急便』のみとなっています。(※ネコポスはできません)
『ゆうゆうメルカリ便』は非対応となっています。
指定できる日付は最大1週間先まで、時間帯は『午前中・14~16時・16~18時・18~20時・19~21時』です。
ただし、発送時にしか操作できませんので、必要であれば、あらかじめ希望日を購入者に聞いておきましょう。
たまに「家を空けるので○日以降にお願いします。」と購入者の方に言われることがあります。
「では、日時指定しますね」と言ったものの、ヤマト運輸やセブンイレブンが近くになくて日時指定ができず、購入者の方が戻ってくる頃に発送しようとすると、出品画面の『発送までの日数』を大幅に過ぎてしまうことがあります。
そうなると、こちらは購入者の方の都合に合わせて発送ようとしたのに、自動取引キャンセルになり、ペナルティーを受けてしまうことがあるのでご注意くださいね。
また、ヤマト運輸の『らくらくメルカリ便』は不在の際、何も連絡しなくても次の日に配送してくれますが、日本郵便の『ゆうゆうメルカリ便』は不在表を入れると基本的にはこちらから連絡しないと配送してくれません。
不在表は確認したけど、「忙しくて忘れてた!」なんてこともあるかも知れないので、『らくらくメルカリ便』の方がおすすめですね。
受取場所の違い
受取の場所は、『らくらくメルカリ便』は自宅のみですが、『ゆうゆうメルカリ便』は、自宅・郵便局・ローソン・ミニストップ・はこぽす(郵便局などに設置されたロッカー)が選べます。
ただし、商品を購入する前からり『ゆうゆうメルカリ便』で出品されていないと適用されませんので、ご注意ください。
忙しい人などは、なかなか自宅で荷物を受け取ることができないので、『ゆうゆうメルカリ便』のようにいろんな選択肢があるのは嬉しいですね。
なお、コンビニ受取は店舗到着の翌日から7日以内、はこぽすは3日以内の受取が必要で、もし受け取れない場合には出品者に返されることとなります。
配達日数の違い
配達日数の目安としては、『らくらくメルカリ便』が全国翌日配達なのに対して、『ゆうゆうメルカリ便』は翌日~翌々日となっています。
(※集荷の時間を過ぎてコンビニに持って行ったものについては、目安の日数+1日と考えた方がいいです)
例えば『レジャーシート』や『甚平』など、季節ものの商品を出品しているとよくあるのですが、「○日に使いたいのですが、間に合いますか?」と言ってくる人がいます。
そんな時には、『らくらくメルカリ便』を使ってあげた方が親切ですね。
ただ『らくらくメルカリ便』も目安が翌日配達なだけで、天災などがあれば必ずしも翌日に着くという訳ではありません。
急いでいる方には「ご希望の日に到着するかお約束はできませんが、なるべく早い方法で発送します」と言っておく方がいいですね。
どちらもコンビニから発送できますが、ヤマト営業所や集配郵便局に直接持って行く方が配送は早くなります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
60サイズ以上で、あまり重くないものであれば、配送も早い『らくらくメルカリ便』の方がおすすめです。
ちなみに『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』は購入された後でも変更することが可能です。
購入者のライフスタイルや要望にあわせて、発送してみてはいかがでしょうか?