メルカリの商品を見ていると、『購入手続き』の横に、たまに『オファー』というグレーの文字を見ることがあります。
すべての商品についている訳ではないし、なんだかよくわからないから使ったことがないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2018年6月から新たに取り入れられた、『オファー機能』とはどんなものか?やり方の手順なども詳しく説明したいと思います。
メルカリのオファー機能とは?
メルカリの『オファー機能』とは、他の第三者には内緒で、出品者と直接に価格交渉を行える機能です。
購入希望者と出品者以外の他の人にオファーの内容を見られることはありません。
『オファー』のボタンを押すと、まず最初に10%オフした金額が自動的にでてきますが、上限20%オフの金額まで入れることができます。
オファーにはコメントを記入する欄は一切なく、購入希望者が提示した金額で、出品者がOKするかしないかだけで、コメント欄の値引き交渉でよくある『購入希望者と出品者の提示する金額の間をとって、〇〇円にしましょう』なんてことはできません。
「コメントで交渉することがないので煩わしさがない」と思う方がいる反面、あまりにも事務的なので、「コメント欄での値引き交渉の方がいい!」って方も多いようですよ。
しかし、『オファー機能』を使うことによって、コメント欄での値下げ交渉した後の横取りトラブルは減るかも知れませんね。
メルカリのオファー機能は自分で設定できる?
メルカリの『オファー機能』は、自分で設定することはできません。
今のところ、下記のカテゴリ―であれば、自動的に『オファー機能』がついてきます。
- 『インテリア・住まい・小物』
- 『家電・スマホ・カメラ』
- 『スポーツ・レジャー』
しかし、Webサイトからや、出品者が大型メルカリ便を選択している場合には利用できないこととなっています。
賛否両論ある『オファー機能』ですが、今のところどんどんカテゴリ―が増えていっているので、もしかしたら、今後は、全カテゴリ―になるかも知れませんね!
オファーのやり方は?
購入希望者側の手順
1.商品ページの下にある『オファー』ボタンをタップします。
2.希望する価格を入力し、『オファー』ボタンをタップします。
(※もともとの金額の20%オフまでしか入力できません。)
『オファー機能』では、出品者がオファーを受け取ってから24時間以内にオファーを承諾した場合に、希望価格で購入することができます。
『オファー』は同時にに10件まで出せるので、同じ商品でいくつか出品がある場合には、オファー交渉に応じてくれた方から購入するのもありですね。
出品者側の手順
1.購入希望者が希望の価格をオファーすると、右上の『やることリスト』に通知がきます。
2.オファーのページを選択します。
3.オファー画面で、いつまでにオファーを承諾すればよいのか詳細な時間も書かれてあります。
4.オファーの金額で売るか、今回は見合わせる(キャンセル)のどちらかをタップします。
5.オファー承諾後24時間以内に購入されたら、通常の取引と同じように商品の発送手続きを行います。
オファー価格での購入は、オファーをしてきた購入希望者のみになります。
オファー画面で相手のプロフィールを見ることもできるので、「取引してもよさそうだな」と思うような相手であれば、オファーを受けるのもありかも知れません。
また、オファーしてきたにも関わらず、購入しない人をブロックすることもできます。
オファー中でも他の人が購入することは可能
オファーは1つの商品に対して、複数の人から受けることができます。
例えば、価格交渉後の額が『1000円』と『1200円』というふたつのオファーがあれば、どちらも承諾できるということです。
しかし、出品者は高い金額を提示してきた購入者希望者を選ぶことはできません。
『1000円』と『1200円』を提示してきた購入希望者のうち、先に購入した人と取引をすることになります。
つまり、オファーが承諾されたからと言っても、必ずしもその商品を購入できる訳ではないんですね。
また、オファー承諾後でも、通常の値段であれば、誰でも購入することができます。
結局のところ、いずれも早いもの勝ちということになりますね。
ちなみに、SOLDした後の画面には、実際に購入した人の金額がでてきます。
オファーがキャンセルになる場合は?
オファーは下記のような場合にキャンセルされます。
- オファーが承諾されなかったとき
- オファーをしてからから24時間経過した時
- オファーを購入希望者が手動でキャンセルした時
- オファーを承諾してから、24時間以内に購入されなかった時
- 他の人に購入された時
- 出品者が該当商品を編集・削除した時
オファーは出品者が断ればすぐにキャンセルされますし、そのまま無視していても24時間を経過すると自然とキャンセルになります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
メルカリが『オファー機能』をつけてきたと言う事は、メルカリでの販売は『値引きありき』と考えた方がいいのかも知れませんね。
『オファー機能』は、人によっては便利な機能なんでしょうけど、今後、すべてのカテゴリ―についてくるとなると、賛否両論あるでしょうね。
『オファー禁止!』などののマイルールも増えてきそうです。
値引きして売ってもいいと思うような商品にのみ『オファー機能』をつけることを、出品者が選択できるようになれば、もっと便利になるかも知れませんね。