メルカリではいったん取引を開始すると、基本的にはキャンセルすることはできませんが、やむを得ない事情によりキャンセルする場合もでてきてしまいます。
以前は、取引をキャンセルをしたい時には、メルカリ事務局に問い合わせをして、長い時は1週間近くも返答待ちの状態でした。
しかし、キャンセル処理が多すぎたようで、2018年3月よりキャンセルのやり方が変更になっています。
そこで今回は、メルカリでキャンセル申請や返金の方法、ペナルティや評価がどうなるのかについても説明していきますね。
メルカリで取引キャンセルの申請方法は?
メルカリで取引が開始されると、出品者側の取引画面の下にだけ『このお取引をキャンセルする』というキャンセル申請ボタンが出てきます。
一方、商品を購入してすぐは、購入者側にこのキャンセル申請ボタンはないです。
キャンセル申請ボタンが出てくるのは、『商品の発送予定日を過ぎる』『商品の発送通知後』など一定の条件があった場合のみです。
購入者側にキャンセルボタンが表示されない場合には、出品者からしかキャンセルすることはできません。
そんな時には、取引メッセージでキャンセル依頼をするようにしましょう。
キャンセル申請の通知をした相手には、『キャンセル申請に返答する』というフォームが届いていて、これに相手が『キャンセルに同意する』を選択するか、24時間以内に何の返答もない場合には取引はキャンセルとなります。
相手が『同意しない』を選択した場合は、強要することはできず、基本的には取引はそのまま継続されます。
しかし、一方がキャンセルしたいと申し出している以上、取引を継続したとしても良い取引には繋がらないでしょう。
たとえ納得できない理由で応じたくないとしても、キャンセルに同意しなかったことにより、取引完了時にしないことに悪い評価をつけられることも考えられます。
個人的には、縁がなかったと思って、キャンセルに同意した方がいい気がしますね。
また、メルカリ事務局がどちらか一方に『取引継続の意思がない』と判断した場合には、自動的に事務局キャンセルとなることもあります。
なお、キャンセル申請はパソコンのweb版ではできませんので、スマホからするようにしましょう。
メルカリでキャンセルになった場合の返金方法は?
メルカリで商品の代金を支払ったにもかかわらず、発送されないととても不安になりますよね。
しかし、購入後であってもキャンセルすれば、販売手数料や振込手数料含めすべてのお金はちゃんと返金されるので安心してくださいね!
今から、入金後の返金の仕方を支払い方法別に見てみましょう。
クレジットカード払いの場合
クレジットカード払いの場合、クレジットカードにて取り消し処理が行われます。
締め日をまたいだ場合などは、次の支払い時にマイナスされます。
キャリア決済の場合
ドコモd払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いなどケータイ払いの場合、手数料の100円も含めて、各キャリアにて取り消し処理されます。
クレジットカード払いと同じように、締め日をまたぐと翌月の返金処理になります。
コンビニ・ATM払いの場合
コンビニ・ATM払い(銀行振込)など現金払いの場合、支払い前であればそのままキャンセルになりますが、支払い後は現金で返ってくるのではなく、手数料の100円も含めて全額売上金にて返金されます。
売上金を現金化したり、メルカリ内で使ったりする場合には、期限が決まっていますので、きちんと期限内に使い切るようにしましょう。
ポイント払いの場合
ポイント利用の場合には、もともとのポイントの期限+5日延長された状態で戻ってきます。
わざわざ売上金をポイントに交換して商品を購入したとしたら、売上金ではなくポイントで戻ってきてしまうのが、少し残念ですよね。
メルカリ月イチ払いの場合
メルカリ月イチ払いの場合には、返金分がマイナスされ、利用上限額がその分増えます。
クーポンを使った場合
クーポンを使って購入した場合には、クーポンも購入者に戻ります。
戻ってきたクーポンの有効期限については『サイドメニュー⇒設定⇒クーポン』に記載がありますので、確認してみてくださいね。
メルカリでキャンセルした場合にペナルティはある?
メルカリでキャンセルする際には下記のようなキャンセル理由を選ぶことになっていて、自己都合によるキャンセルをした場合には、確実にペナルティが蓄積されていきます。
- 支払いが確認できない
- 間違えて購入された
- 商品が無い
- 商品に不備が見つかった
- 購入者と同意している
キャンセル理由を詳細に記載することも必須となっており、メルカリ事務局がキャンセル内容を確認しています。
『即購入禁止』などのマイルールによるキャンセルや、『横取り』や『取り置き』『割り込み』などで他の人に購入されてキャンセルをお願いされたとしても、メルカリでは早いもの勝ちがルールです。
トラブルのもとですし、ペナルティにもなるのでやめましょう。
また、相手の自己都合の場合には『相手を通報しますか?』というボタンが出てきますので、悪質な場合には通報されることもあることも覚えておきましょう。
具体的にどれくらいの回数キャンセルするとペナルティをうけるのかは、メルカリの運営側にしかわかりません。
1回や2回くらいで利用制限などを受けることはありませんが、安易な理由でキャンセルを繰り返し何度もしていると、ある日突然、警告や利用制限、最終的にはアカウント停止になり、メルカリを使えなくなるようなことになってしまうかも知れません。
一度はじめた取引は、責任を持って最後まで終わらせるようにしましょう。
メルカリでキャンセルした場合に受取評価はどうなる?
メルカリではお互いの取引が完了した時に評価がつくシステムになっています。
ですので、取引が途中でキャンセルになった場合には、お互い評価はつきません。
でも、このシステムってどうなのかな?と思います。
と言うのも、評価が良いユーザーから商品を購入した場合であっても、商品が発送されないこともよくあるからです。
おそらく『値段を間違えた』などの理由だと思いますが、連絡もとれず放置して、最終的には事務局判断によるキャンセルになってしまうのです。
個人的にはヤフオクのように、自己都合でキャンセルになった場合には、『悪い』の評価がついてもいいんじゃないかと思いますね。
メルカリで発送後にキャンセルした場合はどうなる?
商品を発送後、『いらなくなった』『気が変わった』などの個人的な理由ではキャンセルすることはできません。
しかし、商品が『汚れていた』『不良品だった』『欠品があった』など不備があった場合は、送料などの費用負担を出品者と話し合って返品することができます。
着払いで返送してもらうと、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便も利用できませんし、思いのほか料金が高いです。
1000円以下の商品などは状況によって、返品不要で購入者に破棄してもらうのも選択肢のひとつとして考えた方がいいでしょう。
また、匿名発送だった場合には、お互いの住所・氏名など連絡先を伝える必要があります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
メルカリでのキャンセルのやり方はわかりましたか?
申請ボタンひとつで簡単にキャンセルできるようになった訳ですが、事前にちゃんとキャンセル理由を取引メッセージに入れて、お詫びするのは当然ですね。
もし、どうしても話が通じない相手であれば、キャンセル後は関わりを持たないようにブロックするのも仕方ないのかなと思います。