メルカリで商品を購入後、発送通知が来たのにいくら待っても品物が届かないトラブルは、長くメルカリを使っているとたまにあります。
私がメルカリで1500件ほど取引をしてきた中で、荷物が紛失してしまったケースは今までに2件あり、どちらも普通郵便でした。
その時はまだメルカリ初心者だったので、泣き寝入りして受取評価をしてしまいましたが、今だともっと違う対処ができたのかな。と思います。
そこで今回は、メルカリで荷物が届かない場合の対処法についてお話したいと思います。
メルカリで商品が届かない場合の出品者側の対応
メルカリで商品を発送したにも関わらず、購入者から「商品が届かない!」と言われたら、まず住所・氏名に間違いがなかったかもう一度確認しましょう。
それでも間違いない場合の対処法について、発送方法別に説明しますね。
普通郵便(定型・定形外)が届かない場合
普通郵便の郵便事故は1000件に1度くらいの割合と言われているので、確率的には低いですが、その1度が自分の身に起きてしまうこともありますよね。
似たような名前の人が近所にいたり、マンションの号数が違っていて誤配達されることもあるかも知れません。
また、普通郵便は通常2~3日で届きますが、台風や雨などの自然災害の影響や、日祝日は配送していないのでポストの集荷のタイミングにより、荷物が到着するまでに1週間ほどかかることもよくあります。
すごくせっかちな人だと、遠距離にも関わらず、発送通知をしてから1~2日で「まだ届きません!」と言ってくる人も中にはいます。
あまり郵便事情を知らない人が言ってくるんだと思いますが、少し待ってもらうようにしましょう。
もし、10日を過ぎても商品が届かないようであれば、郵便事故を考えた方がいいかも知れません。
郵便事故調査依頼の方法
定型・定形外などの普通郵便は追跡番号はついていませんが、近くの郵便局やインターネットで郵便事故の調査をしてもらうことができます。
その際、下記のような情報を細かく伝えなければなりません。
購入者の個人情報も郵便局へ伝えることになるので、購入者に了解を得てから郵便事故調査依頼をするようにしてください。
- 出品者と購入者の住所・名前・電話番号
- どのポストに何月何日何時ごろ投函したか?(郵便窓口だとレシートが必要)
- 規格内か規格外か?
- どんな色・素材の包装だったか?
メルカリでたくさん取引をしていると、ポストに何日の何時ごろ投函したのか?家にある紙袋を再利用している場合には、どんな包装で発送したのか?など、10日近く前のことを思い出すのは、正直言ってとても難しいです。
また、郵便事故調査には、2週間~1ヶ月ほどの長い期間を要します。
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便が届かない場合
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便の場合には、取引画面で『配達完了』になっているか確認しましょう。
それでも届いていないという場合には、ヤマト運輸や郵便局ではなく、メルカリ事務局の方に問い合わせしてください。
匿名発送の伝票の貼り間違えで、別のところに荷物が届いていたということもあります。
仮に配達後の紛失であっても、メルカリ便であれば補償してくれますよ。
その他追跡可能な方法で発送したものが届かない場合
商品を発送した配送業者のHPなどで、配送状況を確認しましょう。
レターパックプラスや宅急便など
対面受け渡しする荷物には補償がついていますので、安心ですね。
クリックポスト・レターパックライト・スマートレターなど
ポスト投函の発送方法は、追跡はできますが補償はついていません。
『発送完了』となっているのに、購入者が届いていないという場合には、普通郵便と同じく郵便事故の調査を依頼しましょう。
メルカリで商品が届かない場合の購入者側の対応
メルカリで商品の発送通知後に荷物が届かないと、商品やお金がどうなるのか不安になってしまいますよね。
そんな場合には、まず購入者は出品者に『いつ・どのような方法で送ったのか』を問い合わせ、下記のことを確認しましょう。
- 家族が受け取っていないか?
- ポストに入らないものは不在票がはいっていないか?(※郵便局の場合、不在票を入れるとこちらから連絡しない限り再配達はありません。)
定型・定形外などの普通郵便や、ゆうゆうメルカリ便などだと、結構、時間がかかったりすることもあります。
しかし、発送通知から一週間経っても届かない場合には注意が必要です。
発送通知から8日経過しても受取評価がなく、購入者からの取引メッセージもない場合には、出品者側の取引画面に『取引完了依頼』ボタンが表示され、メルカリ事務局のほうで勝手に取引キャンセルされてしまうことがあるからです。
強制終了されてしまうと、商品も届かず、購入代金も戻らない状態になってしまいます。
ですので、出品者から返信がなく音信不通な場合であっても、強制終了を避けるために、2日に1度は取引メッセージを送るようにしましょう。
また、メルカリ事務局にも商品が届かないことを報告しておいた方がいいです。
受け取り評価は、商品が届くか、出品者ときちんとトラブルが解決してからするようにしましょう。
双方で話し合いがつかない場合には?
メルカリでこのようなトラブルが起こったら、出品者と購入者の双方で解決するのが基本で、どちらかが一方的にキャンセルすることはできません。
商品が紛失してしまったとなると、双方が100%満足のいく解決は難しいでしょう。
そもそも、商品説明欄に発送方法が『定型・定形外・未定』となっていれば、はじめから追跡も補償もない発送と納得して購入していることになります。
しかし、よくプロフィール欄に記載されている『最安値の方法で発送させて頂きますので、補償のないものは郵便事故があっても責任は一切負えません』の文言は、メルカリ事務局から指摘があることもあります。
妥協点としては、 それぞれが半分ずつ負担することだと思いますが、出品者・購入者がお互いに譲らない場合には、メルカリの運営側に相談すると、事務局キャンセルとなり出品者・購入者ともに代金を返金をしてくれることもあります。
ただ、これは事務局判断なのでいつも補償してもらえる訳ではなく、あまりにも頻繁にこのような相談をするとペナルティがつく可能性もあります。
また、事務局キャンセルになった場合には、お互いに評価はつきません。
さいごに
いかがだったでしょうか?
メルカリでは、きちんと補償のあるメルカリ便を使う事を推奨しています。
荷物が紛失することは頻繁にあるわけではありませんが、一度トラブルになってしまうと、相手と連絡をとったり、いろんなところに問い合わせをしたり・・・かなりの労力がかかります。
補償なしの普通郵便の定形外で送った時の最安値が120円、補償ありのゆうゆうメルカリ便で送った時の最安値が175円。
この55円の差で補償をとるか?安さをとるか?・・・余計な心配をするよりは、補償を選んだ方がいいような気もしますね。
ただ、厚みのあるものになると、メルカリ便では送料が高くなってしまうので、私もついつい定形外で送ってしまうことがあります。
補償のない発送方法で送る場合には、万が一のことも考えるようにしておきましょう。