10月からサービスの提供がはじまる『PayPayフリマ』
メルカリユーザーでも気になっている人は多いのではないでしょうか?
スマホから簡単に出品でき、商品は定額制という点では同じですが、微妙に違う点もたくさんあります。
そこで今回は『PayPayフリマとメルカリどっちがいい?違いを徹底比較してみた!』と題してお送りしますので、参考にしてみてくださいね!
- PayPayフリマとメルカリのサービス内容比較一覧
- PayPayフリマとメルカリの販路の違い
- PayPayフリマとメルカリの販売手数料の違い
- PayPayフリマとメルカリのプロフィール欄の違い
- PayPayフリマとメルカリのパソコンでの出品の違い
- PayPayフリマとメルカリの写真編集機能の違い
- PayPayフリマとメルカリの発送方法や送料の違い
- PayPayフリマとメルカリの発送までの時間と発送方法変更の違い
- PayPayフリマとメルカリの日付・時間指定の有無の違い
- PayPayフリマとメルカリの補償の違い
- PayPayフリマとメルカリの値下げ交渉の違い
- PayPayフリマとメルカリのコメント欄の違い
- PayPayフリマとメルカリの評価や売上金が入るタイミングの違い
- PayPayフリマとメルカリの出品価格・出品点数の違い
- PayPayフリマとメルカリの売上金の振込手数料と振込日数の違い
- PayPayフリマとメルカリの商品検索精度の違い
- PayPayフリマとメルカリで商品を購入した場合の支払い方法の違い
- PayPayとメルペイの違い
- PayPayフリマとメルカリの年齢制限の違い
- PayPayフリマとメルカリの共通のサービス
- さいごに
PayPayフリマとメルカリのサービス内容比較一覧
まずは、PayPayフリマとメルカリのサービス内容を比較して一覧表にしてみました。
今から、ひとつずつ違いを説明していきますね!
PayPayフリマ | メルカリ | |
販売手数料 | 10% | 10% |
プロフィール | なし | あり |
PC出品 | できない | できる |
写真編集機能 | なし | あり |
発送方法 | ヤフネコパック ゆうパケット・ゆうパック (おてがる版)のみ | どんな発送方法でもOK! |
発送までの時間 | 4時間後しか発送できない | すぐにできる |
発送方法の変更 | できない | できる |
自宅への商品の集荷 | なし | 一部あり |
独自配送システムによる送料 | 安い | 高い |
送料負担 | 出品者のみ | 出品者・購入者が選べる |
荷物の日付・時間指定 | あり | 一部あり |
独自配送システムの補償 | ゆうパケット以外はあり | 適切なサポート |
値下げ交渉 | 出品価格の80%まで 24時間以内に同意しなければ無効となる | いくらでもできる 値引き交渉に応じない場合でもコメント欄で個別に返信が必要 |
コメント・お問い合わせ | 質問者と出品者のみ閲覧可能 | 全ユーザーが閲覧可能 |
評価 | 購入者のみ | 出品者と購入者の相互評価 |
売上金が入るタイミング | 評価後 ※14日経過すると自動で入金 | 評価後 |
売上金の銀行振込手数料 | 100円 (ジャパンネット銀行は無料) | 210円 |
出品価格 | 300円~30万円 | 300円~999万9999円 |
出品点数 | 100点まで | 無制限 |
売上金の銀行振込の日数 | 早い | 遅い |
商品検索精度 | 低い | 高い |
商品購入時の支払い方法 | PayPay クレジットカード | メルペイ クレジットカード コンビニ 銀行/ATM 携帯キャリア Apple Pay |
年齢制限 | 高校生以上(一部制限あり) | 何歳でも可能 |
登録料 | 無料 | |
出品手数料 | 無料 | |
匿名配送 | あり | |
宛名書き不要サービス | あり | |
追跡サービス | あり | |
自宅以外の商品受け取り | あり |
PayPayフリマとメルカリの販路の違い
今現在、メルカリのユーザー数が約1800万人・ヤフオクのユーザーが約1600万人いますが、PayPayフリマの一番のメリットは、PayPayフリマとヤフオクの同時出品ができるということです。
PayPayフリマはアプリのリリースと同時にヤフオクユーザーが利用でき、更にPayPayフリマのユーザーが加わるので、かなり大きな市場になることが予想されます。
2019年9月現在、PayPayユーザーも1000万人ほどいますしね。
また、メルカリとヤフオクでは、ユーザー層が違っているので、今までメルカリで売れにくかったものが売れたり、メルカリに売っていなかったようなものを購入することができたりと、PayPayフリマを利用するメリットも大きいでしょう。
PayPayフリマとメルカリの販売手数料の違い
PayPayフリマとメルカリの販売手数料はどちらも10%となっています。
どちらも同じ販売手数料なので、出品する側としては下記のようなことがポイントとなってきますね。
- 利用者数がどのくらいいるのか?
- 機能がどれくらい使いやすいのか?
- サポートはしっかりしているか?
PayPayフリマとメルカリのプロフィール欄の違い
メルカリには詳しくプロフィールを書く欄がありますが、PayPayフリマにはありません。
プロフィール欄は、あらかじめ発送の際の注意事項などを書いたり、購入者もプロフィールを見てから購入することも多いので、便利なんですけどね。
その一方で、メルカリでは独自ルール(マイルール)をプロフィール欄にびっしり記入する人もいるので、ある方がいいのか、ない方がいいのかは一概には言えないですけどね。
PayPayフリマとメルカリのパソコンでの出品の違い
メルカリではパソコンとスマホの両方から出品することができますが、PayPayフリマではスマホからしか出品することができません。(※ヤフオクと同時出品の場合にはできます)
パソコンから出品できると、再出品する時にとっても楽なんですよね。
PayPayフリマにもぜひつけてほしい機能です。
PayPayフリマとメルカリの写真編集機能の違い
メルカリで出品すると写真に文字入れなどの編集機能がついていますが、PayPayフリマには画像切り抜きの機能しかありません。
PayPayフリマで商品を目立たせたい時には、写真編集アプリであらかじめ編集してから出品しないといけないので、ちょっと不便ですね。
画像の読み込みが遅かったり、バーコード出品の精度もあまりよくないです。
PayPayフリマとメルカリの発送方法や送料の違い
PayPayフリマとメルカリはどちらもヤマト運輸・日本郵便と提携した独自の配送システムがあり、基本的な利用方法はほとんど同じです。
PayPayフリマ | メルカリ | |
ヤマト運輸 | ヤフネコパック | らくらくメルカリ便 |
日本郵便 | ゆうパケット・ゆうパック(おてがる版) | ゆうゆうメルカリ便 |
メルカリは商品を発送する際の送料の負担を出品者負担・購入者負担のいずれか選ぶことができますが、PayPayフリマは出品者負担の『ヤフネコパック』か『ゆうパケット・ゆうパック(おてがる版)』でのみしか発送することができません。
また、普通郵便(定型・定形外郵便)やクリックポストで発送することができないので、自宅の近くにコンビニや郵便局がないと大変です。
らくらくメルカリ便にはプラス30円で自宅まで集荷にきてくれるサービスがありますが、PayPayフリマには集荷サービスもありません。
また、ゆうゆうメルカリ便は100サイズまでの利用しかないのに対し、PayPayフリマのゆうパック(おてがる版)は170サイズまで取り扱いがあります。
その分、メルカリ便は『大型らくらくメルカリ便』があります。
ヤマト運輸・日本郵便と提携した独自の配送システムは、メルカリよりPayPayフリマの方が送料が安くなっています。
10月7日(月)~11月30日(土)までの間は、送料は全てPayPayフリマが負担してくれます!
メルカリ | PayPayフリマ | ||
ヤマト運輸 らくらくメルカリ便 ヤフネコパック | ネコポス | 195円 | 195円 |
宅急便コンパクト | 380円 +65円(ボックス代) | 530円 +65円(ボックス代) | |
60サイズ(2kgまで) | 700円 | 600円 | |
80サイズ(5kgまで) | 800円 | 700円 | |
100サイズ(10kgまで) | 1000円 | 900 円 | |
120サイズ(15kgまで) | 1100円 | 1000 円 | |
140サイズ(20kgまで) | 1300円 | 1200 円 | |
160サイズ(25kgまで) | 1600円 | 1,500 円 | |
日本郵便 ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット・ゆうパック(おてがる版) | ゆうパケット | 175円 | 175円 |
60サイズ(25kgまで) | 700円 | 600円 | |
80サイズ(25kgまで) | 800円 | 700円 | |
100サイズ(25kgまで) | 1000円 | 900 円 | |
120サイズ(25kgまで) | なし | 1000円 | |
140サイズ(25kgまで) | なし | 1200 円 | |
160サイズ(25kgまで) | なし | 1,500 円 | |
170サイズ(25kgまで) | なし | 1,700円 |
商品の発送場所は、PayPayフリマもメルカリも同じでヤマト運輸のサービス(ヤフネコ!パック・らくらくメルカリ便)は以下の場所となっています。
- ヤマト運輸の営業所
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- 宅配ロッカー『PUDOステーション』
日本郵便のサービス(ゆうパケット・ゆうパックおてがる版・ゆうゆうメルカリ便)は下記の場所となっています。
- ローソン
- 郵便局(簡易郵便局を除く)
PayPayフリマとメルカリの発送までの時間と発送方法変更の違い
一番「なんで?」って思うのが、PayPayフリマでは商品を購入されてから4時間後にしか発送ができないこと。
売れた荷物をすぐに送りたい人も多いでしょうし、今なら時間があるけど4時間後は忙しいって人もいると思うので、改善して欲しいですね。
そして、PayPayフリマでは、一度決めた発送方法を変更することできませんので、注意してください。(ヤフネコパック⇒ゆうパックへの変更など)
PayPayフリマとメルカリの日付・時間指定の有無の違い
商品を発送する際に、PayPayフリマは60サイズ以上の『ヤフネコパック』と『ゆうパック(おてがる版)』のどちらも日付・時間の指定ができますが、メルカリの『ゆうゆうメルカリ便』はできません。
※A4サイズでポスト投函の『ネコポス』・『ゆうパケット』は、PayPayフリマでもメルカリでも日時指定できません。
PayPayフリマとメルカリの補償の違い
PayPayフリマのヤフネコパックは、ネコポス(3000ポイントまで)・宅急便コンパクト(3万ポイントまで)・宅急便(30万ポイント)までとなっています。
また、ゆうパケット(おてがる版)は補償なし、ゆうパック(おてがる版)は30万ポイントまでの実損額となっています。
一方、らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便は、どの発送方法も全額補償となっていましたが、たくさんの人が利用したのが原因で、今は『全額補償』から『適切なサポート』と変更されており、実際にどのくらいの補償してもらえるのかは不明となっています。
PayPayフリマとメルカリの値下げ交渉の違い
メルカリで面倒なのが『値引き交渉』です。
いきなり半値くらいの値引きを申し出てくるマナーの悪い人も多いので、値引き交渉のやりとりにうんざりしている人も多いのではないでしょうか?
その点、PayPayフリマでは『価格の相談』機能はありますが、販売価格の80%未満には値引き後の価格を設定できない上、出品者が24時間以内にその値段で同意するのボタンを押さなければ、その価格交渉は無効となります。
これはかなり嬉しい機能ですよね!
PayPayフリマとメルカリのコメント欄の違い
メルカリでは、値引き交渉や商品に対しての質問などは『コメント欄』でやり取りをすることになり、全てのユーザーに公開されます。
一方、PayPayフリマでは、値引き交渉は先ほど説明した『価格の相談』から行い、それ以外の質問は『商品へのお問い合わせ』から行います。
『商品へのお問い合わせ』は、質問した人と出品者のみしか閲覧できないので、その点も安心して利用ができますね。(※ただし、ヤフオクから出品されている商品へのお問い合わせは、全ユーザーが閲覧できますので、注意してください)
なお、PayPayフリマでは、コメント欄からまとめ売りの相談などもできません。
PayPayフリマとメルカリの評価や売上金が入るタイミングの違い
メルカリでは出品者と購入者が相互評価して取引が完了となりますが、PayPayフリマでは購入者のみ評価するシステムとなっていて、コメント例文の雛型もあるので簡単に評価できます。
メルカリもPayPayフリマも、評価が終われば出品者に売上が入ってきます。
万が一、不良品や偽物が届いた場合、メルカリでは売上金が一時保留となりますが、PayPayフリマでは14日後には必ず出品者に売上金が入るようになっています。
どちらかというと出品者寄りのフリマと言えるかも知れません。
PayPayフリマとメルカリの出品価格・出品点数の違い
- PayPayフリマ 出品価格:300円~30万円まで・出品点数100点まで
- メルカリ 出品価格:300円~999万9999円まで・出品点数は制限なし
どちらも最低出品価格は同じですが、出品できる価格と出品点数の上限が違います。
一般の人であれば、なかなか30万円以上の商品は出品しないと思いますが、高額商品を出品するのであれば、メルカリかヤフオクでの出品になりますね。
PayPayフリマは、出品上限の30万円はヤフネコパックとゆうパック(おてがる版)の補償の上限と同じですので、万が一の紛失や破損の際も安心ですね。
また、ヤフオクやメルカリには業者がいますが、PayPayフリマはあくまでも個人取引のフリマなので、出品点数の上限は100点までとなっています。
PayPayフリマとメルカリの売上金の振込手数料と振込日数の違い
- PayPayフリマ PayPayへのチャージ無料・ジャパンネット銀行振込無料・その他銀行振込100円
- メルカリ メルペイへのチャージ無料・銀行振込210円・お急ぎ振込210円
銀行口座に振込する場合はPayPayフリマの方が振込手数料が安く、振込申請時間にもよって異なりますが、翌日か翌々日には振込になります。(※ゆうちょ銀行をのぞく)
しかし、メルカリは毎週月曜日にしか振込申請の締め日がないので、振込申請をしてから最大で10日近くかかることもあります。
急いで現金化したい場合には『お急ぎ振込』するしかありません。
PayPayフリマとメルカリの商品検索精度の違い
メルカリで商品検索をした場合には、商品タイトルと商品説明欄に書いてある言葉、ハッシュタグも拾ってきます。
しかし、PayPayフリマでは商品タイトルのみでしか拾ってこないので、タイトルが重要になってきます。
タイトルの40文字に、たくさんキーワードを入れないともったいないですね。
「PayPayフリマは売れない!」と、よくTwitterなどで呟かれていますが、売れにくくなっている原因のひとつだと思います。
PayPayフリマとメルカリで商品を購入した場合の支払い方法の違い
メルカリには支払い方法がいろいろあるんですが、PayPayフリマはPayPayとクレジットカード払いのみとなっています。
PayPayはセブン銀行からもチャージできますが、メルカリのコンビニ払いやATM払いをしている人にはちょっと不便かも知れませんね。
しかし、PayPayフリマは、PayPay残高で支払うと決済額の1%相当のPayPayボーナス、が還元されます。
少しですが、購入者にとっては嬉しいですよね!
PayPayフリマ | メルカリ | |
クレジットカード払い | 〇 | 〇 |
コンビニ払い | ✕ | 〇 |
銀行/ATM払い | ✕ | 〇 |
携帯キャリア払い | ✕ | 〇 |
インターネットバンキング払い | ✕ | ✕ |
Apple Pay払い | ✕ | 〇 |
PayPay払い | 〇 | ✕ |
メルペイ払い | ✕ | 〇 |
PayPayとメルペイの違い
PayPayフリマやメルカリの売上金を無料でチャージできるPayPayとメルペイは、コンビニやドラッグストア・飲食店など、どちらも使える加盟店が増えてきていますので、これからどんどん便利になっていくと思います。
メルペイはメルカリの売上金からのチャージの他は、銀行口座のみからしかチャージすることができません。
しかし、PayPayは、PayPayフリマからのチャージの他、銀行口座からはもちろん、Yahoo!JAPANカードからのチャージやセブン銀行のATMで現金チャージもでき、とても利用しやすいです。
また、PayPayはチャージしたり、決済した際にもポイントが貯まるので、お得に使うことができます。
そういうと、PayPayの方がメルペイより勝っているようですが、メルペイにも『メルペイあと払い』など独自の機能があったり、クーポンも豊富です。
PayPayフリマとメルカリの年齢制限の違い
PayPayフリマは一部制限がありますが、高校生以上から利用できます。
一方、メルカリには年齢制限がありません。
どちらも未成年者は保護者の同意が必要となってきます。
PayPayフリマとメルカリの共通のサービス
PayPayフリマとメルカリには、共通のサービスがたくさんあります。
もともと独自の配送システムで提携している運送会社が、ヤマト運輸と日本郵便で一緒なので、似たような内容になるんですね。
- 登録料 無料
- 出品手数料 無料
- 定額出品
- 全国送料一律の配送システム あり
- 匿名配送 あり
- 宛名書き不要サービス あり
- 追跡サービス あり
- 自宅以外での受け取り可能
さいごに
今回は『PayPayフリマとメルカリどっちがいい?違いを徹底比較してみた!』と題してお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
どちらもスマホから簡単に出品でき、基本的な利用方法は似ていますが、細かくみていくとちょっと違いますね。
今はフリマアプリはメルカリの一人勝ちですが、これからペイペイフリマでてきたことでどうなっていくのか楽しみですね。
ペイペイフリマがもっと使いやすくなるように期待しています!