メルカリでのトラブルのひとつに商品の返品があります。
購入者は画像と説明文だけで判断することになるので、お店で商品を実際に手に取って買うのとはやっぱり違います。
商品説明と違うものが届いたり、破損したものが届いた時に、購入者から返品したいとクレームが来るわけですが、そんなに頻繁にある訳ではないので、どう対応していいのかちょっと焦ってしまいますよね。
そこで今回は、返品や返金の方法や送料負担についてまとめてみました。
メルカリでの返品の流れは?
- 購入者が出品者に商品を返送する
- 商品が届いたら、出品者が商品の取引ページにある『この取引キャンセル』のボタンを押す
- キャンセル処理が済めば、購入者に全額返金される
返品の手続き自体はとっても簡単なのですが、送料負担の件で揉めたり、商品がいつまで経っても返ってこないなんてこともよくあります。
取引に進展がなく長引くと、メルカリ事務局が間に入って、強制終了する場合もあります。
メルカリでの返金処理の手続きは?
受取評価前の場合
クレジット払い・携帯キャリア決済でしたら、決済自体が取り消しされますが、締め日を過ぎてしまったら、翌月に払い戻しされます。
コンビニ払いでしたら、手数料を含めた全額が売上金として返金されます。
受取評価後の場合
受取評価後は、メルカリ事務局は介入しませんので、銀行口座を教えてもらうか、現金書留などの方法での返金になります。
個人情報である口座情報を教えたくないという購入者も多く、購入者に返金ページを作成してもらい、出品者が支払うことによって、返金している人もいるようです。
しかし、これはメルカリで認められている方法ではないので、バレた時にペナルティが科せられることがあるかも知れません。
返品処理をするのであれば、受取評価前の方がスムーズにいきます。
メルカリで商品を返品する時の送料負担はどっち?
商品を返品する際の発送料金を出品者・購入者のどちらの負担にするのか、着払いにするのか元払いにするのかは、双方の話し合いによって決めることになっています。
一般的に返品は、購入者がクレームを言ってきているような状況なので、出品者持ちになることが多くなるでしょう。
出品者負担となると、着払いで送ってもらうことになるのですが、メルカリ便は着払いには対応していないので配送料がかなり高額になってしまいます。
メルカリで商品の返品は拒否できる?
メルカリの規約では、商品の受取評価前であれば、購入者側からの返品依頼を拒否したり、無視することはできません。
時々、『ノークレーム・ノーリターンでお願いします』とか、『返品不可』と書いている商品を見かけますが、ルール違反です。
書いたところで返品を受け付けなくていい訳ではありませんし、そう書くことによって商品削除などのペナルティを科せられる場合がありますので、やめましょう。
基本的には、返品については出品者と購入者が取引メッセージで話し合って決めることとなっていますが、どうしても埒があかない場合には、一度、メルカリ事務局に問い合わせしてみた方がいいかも知れませんね。
もし、商品の受取評価が終わっていて取引が完了となっている場合には、返品を拒否することも可能ですし、メルカリも介入することはありません。
メルカリの返品は匿名発送できる?
らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便で発送した商品の場合、匿名発送になっているので、双方の住所や連絡先はわかりません。
返品の際には、取引メッセージで商品返送の宛先を教えることになります。
どうしても住所を教えたくないのであれば、購入者に商品を破棄してもらって取引キャンセルするしかないでしょう。
商品も戻って来ず、売上金も入りませんが、仕方がありません。
メルカリで返品希望の商品を破棄してもらうことはできる?
着払いで商品代以上の送料がかかって損をする場合や、破損していて戻してもらっても仕方ないような場合には、商品を処分してもらうことも考えた方がいいかも知れません。
ただ、購入者の人の言ってることをそのまま信用しちゃってもいいのかな?って思いますよね。
ちょっとしたことで返品を言ってくるクレーマーの人は、今までに何度も同じような手口でタダで商品を手にしている可能性もあります。
取引メッセージでは写真やURLを添付することができないので、購入者に届いた商品が実際にはどういう状態なのかは、一度、出品者の手元に送ってもらうまでわかりません。
購入者に届いた商品をメルカリに『確認用画像』として出品してもらって、商品の状態を確認することもできますが、グレーな方法なのでやめた方がいいでしょう。
私は返品を言われた場合には、まず今までいろんな人と問題になっていないかどうか、購入者の評価をチェックしています。
それで信用できそうな購入者であれば、着払いの送料に応じて、そのまま商品を破棄してもらうこともあります。
商品の発送時にメルカリ便を使っていた場合には、商品を破棄してもらって、取引をキャンセルすれば、出品者がメルカリ便の料金を請求されることもありません。
発送代はメルカリが負担してくれることになるんですよ。
メルカリで商品を返品したいと言ってくるのはどんな時?
メルカリにはほんといろんな人がいるので、出品者は気にならないような商品の状態であっても、購入者にとっては気になって仕方がないというようなこともあります。
では、どのような時に返品したいと言ってくるのでしょうか?
いくつかパターンを上げておきますので、参考にしてみてくださいね。
商品説明と違うものが届いた場合
出品者の表記ミスで、違うサイズや違う品番の商品を発送してしまった場合や、他の商品と間違えて発送してしまった場合などは、出品者の不手際なので返品に応じるしかないでしょう。
商品に不備があった場合
中古の商品に多いですが、電化製品であれば動作不良だったり、洋服であれば小さな穴やシミ・破れなどを見落としてしまっていたような場合です。
中古品を出品する際には、検品をしっかりしておいて、念のため説明文にも『細かいところは見落としがあるかも知れませんので、完璧なものをお求めの方はご遠慮ください』と記載しておくようにしましょう。
偽物が届いた場合
普通の人であれば、偽物とわかっていながら出品するような人はいないと思いますが、偽物と知らずに販売してしまうこともあるかも知れません。
購入者が『偽物』だと言う以上、返品を受け入れるしかないでしょう。
商品が破損していた場合
商品たの配送中についた破損については、運送業者に問い合わせてみましょう。
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便で発送していたのであれば、メルカリに申請すると補償してくれます。
購入者が単なるクレーマーだった場合
メルカリでたくさん取引をしていると、たまーにですが、クレーマーの人に当たることもあります。
メルカリでは即購入OK!が公式のルールですので、出品者は購入者を選ぶことができません。
評価が悪い人との取引も避けようがないんですよね。
イメージと違うと言って返品を要求したり、中には、たばこの臭いや香水の匂いなどにも神経質な人もいます。
また、ゲーム機やブランドものなど高額商品に多いですが、返品したいと言って、もともと送った商品ではなく、中身を差し替えてくる悪質な購入者もいます。
高額商品を出品する際には、たくさん画像を撮っておいて、何かあった時には、きちんとメルカリに説明できるようにしておく方がいいでしょう。
ちょっと心配な商品であれば、『購入前にコメントください』と説明文に書いて、購入者を見極めるのもアリだと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?
メルカリでたくさん取引をしていると、返品する側にもされる側にもなることがあります。
メルカリでは基本的には中古のものが多いので、何かあっても「ちょっとくらいは仕方ないかな~」と思いますが、いろんな人がいますからね!
臨機応変に対応していきましょう♪